1K最前線

アイドル好きの疲れた40代。酒と京都と猫とだじゃれも好き。

タバコを手売りしていた時の話

接待を伴う飲食店の事務所で用務員として働いていた頃、事務所の横っちょには管理しているタバコの自販機もあるのだがなぜかタバコを手売りする事になった。ちょうどタスポが導入された頃だった。理由は確か「タスポが普及してないから、その隙間に参入する」だった気がする。(嘘)二階で作業しているから、チャイムがなったらダッシュで降りていって接客するのだ。初日にチャイムがなったから作業を中断して慌てて降りて行ったら代表取締役が涼しい顔で「まぁまぁね」と。ふざけんなよ、クソが。

タバコの銘柄はざっくりで50銘柄はあったと思う。取り扱ってから知ったんだけど、1つの銘柄にソフト、ボックス、ロングとあった。ソフトが好きな人は「タバコの本数が減っていくとケースを潰せるでしょ?」ボックスが好きな人は「タバコが潰れない」ロングが好きな人は「長く楽しめるでしょ?」ほー。そして、マイセンがメビウスに変身したな。

毎日坊主の日もありましたけれど、バラエティに富んだ様々なお客様がいらっしゃいました。電話で予約も可能に代表から支持されていたので、承っておりました。家族に止められているんでしょうか?連絡先を聞くんだけれど、絶対に教えてくれないピースのカートン買いのおじいちゃん。毎回きっちり買いに来るので安心はしていました。3回はリピートしてくれました。その後ぱったりと来なくなった。こっそり買って吸っているのが家族にバレて止められたか、ホームにぶち込まれたか、あの世へ旅立たれたのか。

タバコの販売店は共通のチェーン店かと思ってらっしゃる方もいらして「おたくの自販機で買ったから返品してくれ」と扱っていない銘柄の返金をごねられて強引に返金させられた事もありました。上司にもそこそこ怒られたじゃねーか!個々で仕入れているし、仕入れたものしか返品できないのです。是非とも勘違いなさらぬよう。

絵手紙風の絵葉書を売りつけられたこともあったな。調べたらまだその会社あるみたいだし。若い女性でアルバイトの方なんだろう。「勤務中ですので」とお断りすると、すっごく嫌そうな顔されて帰られたことも。笑顔で接客できないクズは来んなよ。宗教の勧誘の人でさえ、そうガツガツは来ずお断りしても笑顔で返って行ったのに。

近所の年金生活のお爺様には何度もツケで売らされました。決まり文句は「今週年金入るでよ」末期には朝の通勤途中の道端でツケをせがまれるので断り続けましたが、800円回収できず自腹です。冥土の土産は名前も知らぬ私からの恨みです。どうぞ、三途の川を御渡りくださいませ。戻ってきてはなりませぬ。年金には恨みしかないのです。後NHK

未成年のお客様もいらっしゃいました。未成年なのでお客様ではないですが。身分書の提示をお願いするのですが返答がお育ちがお悪いのか「無ぇ」とのこと。別の未成年の方は、見たことも聞いたこともない個人のレンタルショップの会員証を身分証がわりに提示されたこともあります。斬新だけど頭悪過ぎて笑う。そこまでしてタバコ吸いたいのかよ。。。その辺の草でも摘んで乾燥させて紙で巻いて吸え。大麻っぽくてかっこいいじゃんね。(両さんか しかも先に書いた未成年と後に書いた未成年は仲間だったようでタバコを買う作戦に失敗した後、事務所の道近くで数名固まっていたと代表取締役が後日教えてくれた。近くで一部始終を見てたんだったら、未成年に注意してやってくれよ。未成年に伝えたいのは大人になったら仕事の納期や締め切りに追われて、バイトがのんびり雑談しながら作業してるというのに昼飯に行く時間も無くて、代表からダメ出しくらって、店長と代表の板挟みになってネチネチ説教くらって、いきなり知識もない畑違いの仕事振られたりして午後10時まで残業しても終わらなくて、店にも代表にも振り回されて、嫌でもタバコに依存してくぞ。私はアルコールだけどね。

今日はそんな事を思い出しながら曇った空を眺めて1日を終えようとしています。素敵な無職ライフ。